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動物画譚展

今回は、市立伊丹ミュージアムで開催されている動物画譚展です。

2025/6/1まで開催しています。



展覧会 入り口
展覧会 入り口


市立伊丹ミュージアム(I/M)は、兵庫県伊丹市に2022年4月に開館した、歴史・芸術・文化の総合発信拠点です。旧伊丹市立美術館、伊丹市立工芸センター、伊丹市立伊丹郷町館、伊丹市立博物館、そして俳諧・俳句の専門文庫である柿衞文庫(かきもりぶんこ)という市内5つの文化施設を統合して誕生しました。

重要文化財の町家や日本庭園を有し、地域の魅力を多角的に発信する拠点として、地元はもちろん観光客にも親しまれています。


アニマルイラスト作家としては、外せない展覧会、動物画譚を観に行ってまいりました。

サブタイトル「おもしろくて不思議な動物たちの絵物語」ということで、色々な日本昔ばなしとそれにまつわる絵が展示されております。

今回はとてもかわいい動物たちの絵を絵を観ることができました。

展覧会内の写真撮影は、写真NGとなっていないものはお写真OKでした。

今回お写真を撮れた作品から紹介していきます。


暁の一番お気に入りの絵がこちら。

歌川国芳の犬図です。


江戸時代後期 犬図 歌川国芳
江戸時代後期 犬図 歌川国芳

もう、めちゃくちゃツボです。

ポストカードまで購入しました。

猫好きの国芳さんの犬の絵としてとても珍しいものです。

毛足の長い洋犬は後ろ足で立っており、垂れた耳は髪の毛のよう、口髭とあご髭があり、頭にはシルクハットを、首にはつけ襟と蝶ネクタイを結び、片眼鏡をつけ、乗馬用の鞭を持っています。まさに立派な西洋の紳士の姿です。

開国後に西洋人が入ってきたとき、美しく手入れされ、よく躾けられた洋犬を連れているのを見て、日本の人々は大いに驚いたとか。国芳は西洋人に見立てて描いたのかもしれませんね。

国芳は西洋の絵入り新聞を収集していたと言われており、犬に擬えられた紳士の風刺画を見て、写した可能性もあるそうな。

表情の渋みもいいですよね。暁も一回この絵のパロディを描いてみたいものです。


次に紹介しますのはこちら。


狗子図(月下仔犬図) 江戸時代中期 長沢芦雪
狗子図(月下仔犬図) 江戸時代中期 長沢芦雪

この子犬がわしゃわしゃと集まっている絵、とてもかわいいですね。

仔犬らしい姿形や仕草を捉え、独自のものとして確立させた円山応挙。その応挙に負けないぐらいかわいい仔犬を描いたのが、弟子の長沢芦雪です。応挙の仔犬たちがおとなしくて引っ込み思案な印象を受けるのに対して、芦雪の仔犬たちはやんちゃでふてぶてしさすら感じます。ふたりの人柄が仔犬に表れているのでしょうか。例えば、本作に描かれた仔犬たちはみな違う表情をしており、ころころと戯れあっています。そのなかで一匹の黒い仔犬だけが後ろを向いて朧月を眺めており、「黒」と「犬」を合わせた「黙」を体現したような佇まいが目を引きます。仔犬たちにさまざまな個性を描き入れ、静と動を表す、師の筆法を受け継ぎながらも「型破り」な芦雪らしさが光ります。

このワンちゃんたちの犬種はなんでしょうかね?

とてもかわいい作品です。



次に紹介するのはこちら。



江戸時代中期(18世紀) 紅蔦手長猿図 一宮長常
江戸時代中期(18世紀) 紅蔦手長猿図 一宮長常

木に登ったり、蔦にぶら下がったり、木穴にめいたりと、おびただしい数の手長猿が動きまわっており、まるで美しい山水に広がる手長猿たちの隠れ里を見ているかのようです。作者の一宮長常は江戸時代を代表する装剣金工家ですが、狩野派の流れを汲む山崎如流斎(雛屋源助)に絵を学んだと言われています。動植物や和漢の故事に由来する画題を刀装具の意匠に取り入れるため、絵の素養も必要だったのです。本作は長常の画才が見られる貴重なものですが、同じような図様のものとして狩野探信《百猿図》(東京国立博物館蔵)が挙げられます。長寿を表す「百猿図」は江戸狩野派の絵師たちが得意とした画題だったので、長常も先人の作品を規範に本作を描いたのでしょう。


猿たちがわちゃわちゃと描かれていて、こちらもかわいいなあと。

暁はあまり猿の絵は描いていないので、一度お猿の創作イラストも描いてみたいですね。


そして次がこちら。


来禽図巻 江戸時代中期(18世紀初頭) 小原慶山
来禽図巻 江戸時代中期(18世紀初頭) 小原慶山

孔雀、白鵬(はっかん)、鸚哥(いんこ)、文鳥、金鶏、八哥鳥(はっかちょう)、鸚鵡(おうむ)、火喰鳥など、長崎に渡来した56羽の鳥類が描かれた本作は、長崎奉行所の御用絵師だった小原慶山によるもので、鮮やかな色彩と精緻な描写が見事です。江戸時代、渡来鳥のなかで最も種類が多かったのは鸚哥や鸚鵡で、その羽色の美しさから大名や旗本などの邸宅で飼育されました。大型の鳥類では孔雀が古くから親しまれ、火喰鳥や駝鳥などは江戸城で飼育された記録が残っています。これらの渡来した鳥が一般に公開されることはありませんが、江戸町内に60軒もあったとされる鳥屋の店先や、孔雀茶屋、花鳥茶屋などで多くの人びとに鑑賞されました。


とても綺麗な鳥さんの絵ですね。

絵巻にはたくさんの鳥が描かれていて、とても圧巻でした。

暁はよく幸せの青い鳥をモチーフに創作イラストを描きますが、普通の鳥さんの絵も描いてみたいものです。



そして最後に、写真撮影禁止だったので、図録から拝借した絵です。


大石兵六物語絵巻
大石兵六物語絵巻

こちらのフクロウさんインパクトあって、かわいくないでしょうか?

とてもかわいいこちらの絵。目が大きくて素敵フォルムですね。

こちらの絵は、大石兵六物語という昔話からの絵巻です。

第二章にありますので、ぜひ観覧してみてください。



今回の動物画譚では、たくさんの日本昔ばなしを知ることができて楽しかったです。

桃太郎や舌切り雀、かちかち山や猿蟹合戦など有名なものからあまり知られていないものまでたくさんのお話がありました。

第四章には、この世ならざる動物たちという、この世には存在しない動物たちが観れて面白かったですよ。

件の剥製なんかも置いてありました。


あと数日のうちに終わってしまいますが、ぜひこの機会に足をお運びくださいませ。



展覧会名:動物画譚展

会期:2025/4/11(金)-2025/6/1(日)

時間:10時から18時(入館は17時半まで)月曜休館

場所:市立伊丹ミュージアム 展示室1・2・3・5




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